世界の海へ。セーリング・市橋愛生選手・後藤凛子選手が語る、挑戦を支えるコンディション管理

SUMMARY
  • ・世界でも屈指のタフな海・江の島で戦うために
  • ・パフォーマンスを支える日々のコンディショニング
  • ・海外遠征で直面する「食事」という課題
  • ・真逆のふたりだからこそ生まれる強さ
  • ・オリンピックへ、21歳の全力で挑む

風を読み、波を越え、ふたりの息を合わせて高速艇を走らせる——。セーリングの女子二人乗り種目・49erFX級で、市橋愛生・後藤凛子ペアは世界の舞台に挑んでいます。ユース時代から世界大会で快挙を重ね、2025年にはナショナルチーム史上最年少での認定を果たしました。そんなおふたりに、過酷なレーススケジュールを乗り越えるためのコンディション管理術と、Lypo-Cとの出会いについてお伺いしました。 


市橋愛生(いちはし まなせ)|スキッパー(かじ取り・艇長) 東京都出身。早稲田大学。小学5年生のときジュニア教室に参加しセーリングを始める。冷静に現実を見ながら、常に未来に希望を持って行動する性格で、高速艇を走らせる卓越したスピードが武器。

後藤凛子(ごとう りんこ)|クルー(セール操作・体重移動) 神奈川県葉山町出身。青山学院大学。小学3年生のとき父親の影響で競技を開始。強い思いを原動力にしながら、常に自身の思考と行動を言語化し顧みるタイプで、着実な成長を重ねながら世界の舞台に挑み続けている。 

市橋愛生・後藤凛子ペア|セーリング49erFX級 高校2年の夏、後藤が市橋に声をかけてペアを結成。2022年のユースセーリング世界選手権29er級女子で日本人女子初の銅メダルを獲得するなど、ユース時代から世界大会で快挙を重ねる。2023年に49erFX級へ転向後、2025年3月にはナショナルチーム史上最年少で認定。同年5月の江ノ島オリンピックウィークでも優勝を飾り、2028年ロサンゼルスオリンピックを目指して国際舞台に挑んでいる。

「試合感」は本番でしか磨けない


——今回の江の島ウィークは、どのような気持ちで臨まれましたか?

(市橋)フランスでの世界選手権が終わった直後に大会を控えていました。今回49erFX級のチームは私たちと豊田自動織機チームの2チームだけだったんですが、相手はオリンピックの出場枠を争うライバルでもあって。お互いを高め合っていこうという意思で参加しました。

(後藤)私たちはレース経験がまだ足りなくて、日本国内だと艇数も少なく、レース自体があまり開催されないんです。だから1艇しか相手がいなくても、どう勝つか、コースの選択をどうするか、そういうことがとても勉強になります。少しでも多くの大会に出て体験を積むことを大事にしています。

——練習と試合では、やはり感覚が違いますか?

(市橋)全然違います。これだけのサポーターの方々に支えられ、レース環境を整えていただいた中で挑む本番と、日々の練習とではまったく違います。 本番は本番の環境でパフォーマンスを出さなければいけない、それはどんな小さなレースでも同じです。こういった機会をいただけるのは本当にありがたいです。


少ない艇数だからこそ磨かれる戦術


——大会で特に大切にしていることを教えてください。

(市橋)今年のシーズンはプリンセスソフィア杯から始まって、アジア大会の代表権をかけた大会がありました。そこで悔しくも負けてしまって代表枠を逃してしまったんですが、それがすごくいいベンチマークになりました。相手チームに少しでも追いつきたい、追い越したいという気持ちはずっと持ち続けています。

(後藤)日本国内で49erFX級の大会があるのは、この大会と全日本選手権の2つだけなんです。海外の大きなフリートの中で成績を残すことが求められる一方、少ない艇数でやる国内レースは戦術の比重がより大きくなって、難しさのレベルが違います。トップ選手になればなるほど相手への戦略が重要になる。そこはまだまだ自分たちの伸びしろだと思っています。

江の島は「世界でも屈指のタフな海」


——普段の練習場所でもある江の島について教えてください。

(市橋)江の島は比較的よく風が吹く場所で、東京オリンピックの開催地でもあります。夏の南風だと大きな波が立つんですが、世界各地を回っても、江の島ほどタフなコンディションの場所って珍しいと思います。強風トレーニングをしたい選手にとっては最適な環境ですね。

(後藤)風によって波も変わるので、いろんなコンディションを経験できるのがいいです。北風の日は波が立たずに強風でも乗れますし、南風になると一転して大きな波になる。その幅の広さが江の島ならではだと思います。



パフォーマンスを支える日々の習慣


——コンディションのサポートで大切にしていることはありますか?

(市橋)遠征中も含めて、一日の終わりにLypo-Cを飲むのが習慣になっています。それから、翌朝のスタートが違う気がして。気づいたら手放せなくなっていました。

(後藤)私はもともと朝が得意じゃないタイプだったんですが、夜のリラックスタイムのお供に取り入れてから、次の日の朝が楽しみになった感じがあって。朝ごはんまでのルーティンがスムーズになりました。

美容のことが気になっていたら、気づいたら手放せなくなった


——Lypo-Cを取り入れたきっかけを教えてください。

(市橋)去年のLypo-C Enoshima Olympic Week 2025 で優勝した時にいただいたのがきっかけです。「ちょっと飲んでみたら、なんか調子いい気がする」ってなって。最初は海外遠征中の美容の調子が気になっていたんですが、飲み始めてからだんだん気にならなくなってきて。遠征中の美容の状態も以前より落ち着いてきた感じがあります。

(後藤)私も調子がいいと感じています。朝起きて鏡を見た時の気持ちが以前と違う気がします。Lypo-C SKINBEAUTY も1ヶ月ほど使っていたんですが、美容のコンディションが整う感じがあって。セーリングは日差しにずっと当たり続けるので肌への負担は大きいんですが、それでも以前より気持ちよく過ごせています。

海外遠征で一番の難敵は「食事」


——遠征中のコンディション管理で苦労することは何ですか?

(後藤)食事ですね。今、増量していて体重をキープしないといけないんですが、海外大会に行くと勝手に体重が減ってしまうんです。努力はしているんですが、なかなか難しくて。基本は自分たちでスーパーに行って自炊しています。お米は必ず持っていきますし、調味料も持参して、日本食を食べたい時に食べられるようにしています。

(市橋)会場に1日いると昼食を食べるタイミングを逃してしまうことが多くて。私はレース中あまりお腹が空かないタイプなので、昼食が遅れると夕食の量も減るという悪循環が始まってしまいます。こういう難しさが伴う競技だからこそ、コンディション管理にはより一層こだわっていきたいと思っています。 

真逆のふたりだから、補い合える


——プレッシャーや疲労が溜まった時のリセット方法を教えてください。

(市橋)私は常に落ち着くようにしていて、レース前に情報交換をすることで冷静さを保つようにしています。話すことで整理できる感じです。

(後藤)私は逆に考えすぎてしまうタイプで、真逆なんです(笑)。だから「考えすぎないように」ってコミュニケーションを取ってくれるのがすごくありがたいです。

——お互いの性格の違いが、いいバランスになっているんですね。

(後藤)私はその日のレースのことを夜まで考えてしまうタイプなんですが、市橋はあまり引きずらないタイプなんです。

(市橋)私は割と寝たら忘れちゃうタイプです(笑)。

(後藤)でも、その違いがあるからこそ助けられている部分も大きいです。同世代でオリンピックを目指している女子選手は本当に少ないので、このペアだからこそ挑戦を続けられていると感じています。

オリンピックへ、21歳の全力で




——最後に、応援してくださっている方へメッセージをお願いします。

(後藤)これから大事な局面になっていく中で、常に全力でやることを約束します。不安もありますが、21歳という若さと勢いは私たちの強さだと思っているので、私たちらしく全力を尽くします。ぜひ引き続き応援いただけると嬉しいです。

(市橋)来年はオリンピック選考の年にもなるので、まずは国枠を取ることが一番重要になってきます。来年の世界選手権をピークに持ってこられるように、今まで以上に頑張っていこうと思います。

世界を舞台に挑戦を続ける市橋選手・後藤選手。厳しいコンディションの中でも、自分たちに合った習慣を積み重ねながら前へ進む姿が印象的でした。2028年ロサンゼルスオリンピックに向けた今後の活躍にも注目です。


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